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漫画「蛍火の灯る頃に」4巻ネタバレ

蛍火の灯る頃に

漫画「蛍火の灯る頃に」は竜騎士07先生と小池ノクト先生のタッグで描かれるジトっと湿っけのあるサバイバルホラー漫画。

執筆時点で配信されたての第4巻で完結となります。

父親の故郷である平坂村を訪れ、異界へ転生してしまった幸人や月。その他、親戚一同。物語が進むに連れて幸人達のいる異界が『地獄』であることが判明していきます。

言うなれば平坂村は人間界と地獄を繋ぐ異界への扉。

地獄にいる鬼と呼ばれる存在に脅威、危険を伴いながら地獄から人間界へ脱出を試みて行く究極のサバイバルホラーとなっています。

ではでは、4巻(完結巻)の内容をご紹介していきます。

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地獄脱出のヒントとなる一冊の絵本…

幸人が役場で見つけた一冊の絵本。これは地獄を調査していた鷹野の探し物でありました。その絵本の中には幸人達が現在いる地獄からの脱出方法のヒントが描かれていました。

脱出の一つに亡くなってしまった親を弔うことはわかりましたが、肝心の人間界へ戻る手立ての部分だけページが何枚か破れています。

幸人達は異界から脱出するさらなるヒント。また鷹野の提案もあり、死者が集う地獄の窯と呼ばれる場所に足を運ぶことを決意します。

地獄の窯で見つけた親の遺体…

地獄の窯へ向かうまでに鷹野の異変…幸人や月の人間ドラマがありながら一向は地獄の窯へ到着。そこは大量の鬼、遺体がひしめく正に地獄絵図。

鬼に襲われそうになるも鷹野が囮となり、幸人達は探索。親の遺体を発見します。

地獄の中心で自分達の親を弔う幸人、月、輝也、輝美。

弔いの祈りを捧げると発光した蛍が飛び交うように…。苦痛の表情から安堵の表情へ変わっていく親の遺体。

しかし、まだ未練があるのか成仏されていきません。一向は親を安心させる為、今後の豊富であったり、心を入れ替える誓いを伝えていきます。徐々に蛍の光は増殖していきますが、何も起こらず…。

鬼が目の前まで迫りくる中、輝美が放った言葉が引き金となり、幸人達は蛍の光に包まれていきます。目を覚ますとそこは地獄化していない平坂村。どうやら死者が成仏して禍々しい雰囲気が取り払われていました。

そして幸人達の心の中に明日の夕方、元の世界への出口が開くことが伝えられます。

漫画「蛍火の灯る頃に」結末

蛍火の灯る頃に

地獄化した平坂村の思い出にふけりながら一夜を過ごす面々。

人間界への出口に到着すると月が鷹野を呼び止めます。

「あなたは駄目だよ、ミヨコさん」

実は鷹野…昭和58年に平坂村で起こった神隠し事件の当事者でした。つまり鷹野は死人で鬼であったのです。正体をバレされた鷹野は人間の姿形から鬼へ変化。

幸人達を襲いますが、聖女のようになった月が鷹野を消し去ります。

その後、月は弔ってもらえず成仏ができない人々を地獄で救う為に残ると語ります。月を失いたくない幸人は一緒に残ろると月を抱きしめます。輝也と輝美は人間界へ…。

そして一年後…。

親の命日で墓石を訪れる輝也、輝美、そして幸人。

どうやら幸人は月に人間界へ戻されたそうです。以前よりも強く逞しくなった幸人。月や親が望んだ未来を実現すべく、3人は談笑して完結となります。


絵本の破られた部分に何が載っていたのか等、描かれておらずモヤッとする部分もありますが、最終的にハッピーエンドで終わる結末を向かえてくれたので良かったです。

心を入れ替えることで救いの道が開ける的なちょっと仏教を思わす内容の最終巻でしたが細かい事を気にしなければ非常に面白いサバイバルホラー漫画でした。

頼りがいのある女性であった鷹野がまさかの鬼だった時はちょっとビックリしましたが異変の兆候も鬼だったからと納得できる内容でした。

総じてストーリー、画力なども高水準でお勧めできるホラー漫画です。興味が出た方は是非!

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