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複数のサービス形態を持つ電子書籍ストア

電子書籍ストアと聞くと電子媒体を取扱うネット書店といったイメージがあり、どこのストアも似たようなサービスをしていると思っている方が多いです。確かに主要な書籍の取扱などは各ストア共、同じですがサービスを利用する上で利用形態やサービス形態に違いがあります。

ここでは主に電子書籍ストアのサービス形態を4つに分けて解説をしていきます。

購入都度毎に支払いを行う電子書籍ストア

電書ボックスで紹介している電子書籍ストアの中では「BookLive!」「eBookJapan」がこの形態となります。いわゆる実書店のネット版のような感じです。

欲しい本をカートに入れ、その都度購入手続きをしていきます。

月額ポイント制の電子書籍ストア

こちらは「ハンディコミック」「まんが王国」がこの形態となります。複数ある月額コースに登録するとポイントを付与されます。そのポイントでストア内から欲しい書籍や漫画を購入する形式となっています。

漫画や書籍を購入するには月額コースの登録が必須となり、購入に満たないポイントに関してはポイントを都度購入する形ができます。また1アカウントで複数の月額コースに登録することもできます。

このサービス形態はスマートフォン、タブレットに特化した電子書籍ストアが行っています。販売されている書籍も漫画や漫画雑誌が多いです。またドコモ、au、ソフトバンクなど携帯キャリア認定サービスとなっています。

レンタル形式の電子書籍ストア

電書ボックスが紹介している電子書籍ストアの中では「Renta!」がこの形式となります。

48時間レンタル・無期限レンタルといった2つの購入形式があります。当然、48時間レンタルだと低価格で漫画をレンタルすることが可能。ただし、閲覧期限を過ぎると読めなくなります。

無期限レンタルは購入と同義です。
無期限レンタルにて漫画を購入すると閲覧期限がなくなり、いつでも漫画を読むことができます。

ちなみに電子書籍ストア「Renta!」はチケット制を導入しており、漫画や書籍はチケットを消費してレンタルする形式となります。

読み放題サービスの電子書籍ストア

電子書籍ストア「コミックシーモア」「Amazon Kindle」などが読み放題サービスを提供しています。読み放題対象となる作品はサービス契約期間中はいつでもどこでも好きなだけ閲覧することができます。

月額制が多く一定の金額を支払うことで対象作品が契約期限まで読み放題となります。

私もサービスを利用した経験はありますが読み放題となる作品は旧作が多い印象を受けました。近年、話題となるような漫画や書籍は読み放題対象作品に含まれません。

過去の古い漫画を中心に読み漁りたい方は契約して損はありませんが、人気や話題となる漫画を中心に電子書籍で読みたい場合、読み放題サービスは適していません。

電子書籍の利用用途を考えて最適なサービスを選ぶことが大切

例えば漫画を購入して、読み終わったら読み返しをしない。ずっと持っていたい漫画じゃないから安く読みたい…なんて場合はレンタル形式の電子書籍ストアを利用するとコストを抑えて漫画や書籍を読むことができます。

逆にお気入りの漫画をいつでもどこでも読めるようにしておきたい場合はレンタルではなく購入形式の電子書籍ストアを利用するのが良いです。

古くても何でもいいから、とにかく多くの漫画を読み漁りたい場合は読み放題サービスを提供している電子書籍ストアを利用すれば良いでしょう。

このように電子書籍ストアと一口に言っても様々なサービス形態があります。またニッチなジャンルになってくると取扱書籍の数にも差が出てきます。

自分が電子書籍として読みたい本、利用環境に応じて最適な電子書籍ストアを選ぶようにして下さい。

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