電子書籍の巻と分冊(話)版の違い
電子書籍の漫画には巻と分冊版があります。(全ての漫画に分冊版があるとは限りません)今回はこの2つの違いについて詳しく解説していきます。
巻配信とは
これは一般的な書店で販売されている単行本と同じです。1巻の中に複数の話が収録されています。
分冊版(話配信)とは
これは電子書籍ならではの配信方法ではないでしょうか。分冊版は1話ずつを切り取って販売されています。
巻と分冊版の価格
当然ですが、分冊版の方が安いです。1冊50円〜200円くらいでしょうか。しかし、巻に収録されている話数分を購入すれば巻と同等価格になります。
巻にしろ、分冊にしろ、同じ話数分を購入すれば同等価格なので分冊版が安くてお得といった理由になりません。
巻と分冊版では閲覧方法に違いあり
一部の電子書籍ストアでは巻配信と話配信(分冊)では漫画を読む時の表示方法に違いがあります。
巻であれば1ページをスマホやタブレットに表示しますが、話配信(分冊)の場合はコマ表示となります。
コマ割りごとに移動していき漫画を読んでいく方式です。特にモバイル向け電子書籍ストアは巻と話配信だとこのようなページ読み、コマ読みといった方式に分かれているケースが多いです。
ページ読み・コマ読み どちらが読みやすいのか?
完全に個人によって見解が違う部分です。
個人的にコマ読みは合わないのでページ読みの方が読みやすいです。ですからモバイル向け電子書籍ストアで分冊版はほとんど購入した経験がありません。
ちなみに分冊版のコマ読みは一コマが拡大表示されるので画像が荒くなる印象を受けました。
巻向き・分冊向きの人の特徴
分冊版が電子書籍ストアで販売されているのは一定のニーズがあるからです。では、どのような人が巻向き、分冊向きなのかを解説していきます。
巻向きな人
- 単行本のように電子書籍を読みたい
- 一話ずつチマチマと読んでいられない
多くの人は巻で読んだほうが充実感や読みやすさが高いと思います。特にこだわりがなければ巻配信で読みましょう。
分冊向きな人
- 見逃した話だけピンポイントで読みたい
- お小遣いが少ないから安く好きな漫画を読みたい
- お気に入りの話だけ何度も読み返したい
基本的に分冊版は週刊誌や月刊誌で見逃した話があるからピンポイントで読みたい場合に適していると考えています。また電子書籍に使えるお小遣いが少ない場合など。
まとめ
電子書籍の漫画には巻と分冊版があります。それぞれに特徴があるので自分の好きな漫画の閲覧方式で選ぶようにしましょう。
ただ、分冊版は巻より配信が遅かったりするケースもあります。基本は巻で電子書籍を読み、ピンポイントで読みたい部分がある場合は分冊版(話配信)を利用するのが理想的だと考えています。