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電子書籍のメリット

私も紙媒体の書籍・漫画から電子版へと移行しました。そこで得た電子書籍のメリットやデメリットを解説していきます。紙の本が良いといった意見も多いですが電子書籍でしか得られないメリットも多いです。

漫画が安い

基本的に電子書籍は漫画を買う機会が多いですが、紙の単行本に比べて30円〜50円程度、電子書籍の方が安いです。1冊で見ると大したことないと思うかもしれませんが塵も積もれば山となるです。

小さい差が後々に大きな差となって生まれてきます。年間100冊は漫画や書籍を買う場合、もし電子書籍の方が全て50円安ければ年間5000円は書籍にかける費用が浮いてきます。

5000円あれば漫画なら5冊〜10冊分は多く買える計算です。

さらに各電子書籍ストアはもっとお得に書籍や漫画を買える工夫がなされています。主にポイント還元や割引クーポンの配布ですが5%〜20%程度はさらに安く購入することができます。長い目で見れば紙媒体より圧倒的にコスト安で好きな書籍や漫画を楽しむことができます。

電子書籍オリジナルの漫画もある

電子書籍でしか配信されない漫画も多数あります。ジャンルがニッチであったり、尖っている漫画が多いですが一般紙では掲載できないような過激で刺激的な漫画が電子書籍限定で多く配信されています。

また電子だからこそできる分冊版もあります。分冊版とは1話ずつを切り取り、低価格で購入ができます。例えば週刊誌で先行して読んでいるけど見逃した話数がある…なんて場合は電子書籍の分冊版で内容を補うことができます。

簡単に言ってしまえば、あの漫画のあそこの部分だけ保存して何度も読みたい…読み返したい…なんてニーズが満たされます。

デジタル端末だけでどこへで持ち運び可能

電子書籍を読む環境は人それぞれですが、主にスマートフォンやタブレットが主流です。今やスマートフォンやタブレットは誰でも持ち得ている必須デバイス。

重たく、かさばる本を紙袋に入れて持ち歩く必要がありません。スマートフォン片手に何十冊、何百冊といった書籍を持ち歩くことができます。

持ち歩くことができると同時に電子書籍を閲覧できるデバイスさえ持っていればどこでも書籍や漫画を読むこともできます。

クラウドサービスで購入書籍は保存されるから安心

電子書籍ストアで漫画や書籍をアカウントと紐付けられてデータが保存されます。端末の機種変更などをしても購入した本が読めなくなるといったことはありません。

また紙媒体と違いデジタルデータですので、書籍が汚れる心配もありません。常に新品の鮮明な状態で購入した漫画などを読むことが可能です。

複数端末で閲覧可能

電子書籍ストアによって異なる部分もありますが購入した書籍はパソコン・スマートフォン・タブレット端末で閲覧をすることができます。マルチデバイス対応なので家ではPC。外出先ではスマホやタブレット…などといった視聴環境の自由さがあります。

また文字の拡大やマーカーができます。暗所ではデジタル端末の光源調整で目の負担を最小限に読むことが可能です。

在庫切れが起こらない

電子書籍はデジタルデータですので、紙の本と違い在庫切れを起こすことがありません。紙であれば予約してやっと手に入る漫画や書籍でも電子版なら予約する必要もなく配信日に安心して読むことができます。

また発売日に購入を逃してしまう人は新刊オート購入といったシステムを採用した電子書籍ストアもあります。これは電子版の発売日になると登録した決済方法から自動で書籍を購入してストア本棚に陳列してくれます。

表表紙・裏表紙など見れて満足感に浸れる

紙媒体で漫画を集める人の一つのステータスとして漫画表紙があると思います。綺麗に並べて彩りも鮮やかだと満足感に浸れますよね。お気に入りの表紙なんて数分間は眺めてニヤニヤできますよね(笑)

よく勘違いされますが電子書籍も表紙を表示してストア内の自分の本棚やアプリに陳列させることが可能です。ただ中身の漫画を読むだけでなく表表紙や裏表紙を閲覧できるストアもあります。

ですから、お気に入りの表紙はデジタルで満足のいくまで眺めることが可能。ホコリを被ったり、表紙が経年劣化することもありません。

電子書籍のデメリット

メリットもあれば当然ですがデメリットも存在します。紙媒体から電子書籍に変更する場合はしっかりとデメリットとなり得る要素も理解して移行するようにしましょう。

購入した電子書籍は売ることができない

購入した書籍や漫画は読み終わったる売却する…こういった方は電子書籍はお勧めできません。電子として購入した書籍や漫画を売るシステムやサービスは現存していません。

もしかしたら購入した電子書籍を売れるサービスも今後は出てくるかもしれませんが現状では難しいと思います。

読み終わった漫画や書籍は価格の高い内に売りたい…なんて方はやめておきましょう。

紙媒体より配信が遅い場合がある

これは両極端ですが紙の書籍や漫画より配信が早いケースもあれば、遅いケースもあります。

どうしても人より早く読みたい漫画がある場合は紙と電子どちらの方が配信が早いか事前に確認をしておきましょう。

ちなみに一昔前は圧倒的に紙媒体の方が早く発売されていましたが現在はほとんどが同時発売となってきています。もっと言ってしまえば電子版の方は同日発売でも早く読めてしまいます。

理由は電子版は日付変更と共に電子書籍ストアに配信されます。しかし、紙媒体の場合は本屋が開店してからでしか購入ができませんよね。数時間の違いですが電子版の方が早くお気に入り作品を読めたりできるんですよ。

データ通信量が多くなってしまう

電子書籍の閲覧方法は2種類あります。
ストリーミング再生もしくは、端末にダウンロードして視聴を行うオフライン再生です。

ストリーミング再生は常にデータ通信を行った状態となります。オフライン再生は一度端末に作品をダウンロードします。以降はネット環境がなくても視聴が可能となります。

ストリーミング再生ばかりしているとキャリア契約のデータ通信量を超過して速度制限がかかるケースがあります。

オフライン再生の場合は端末にダウンロードする時だけデータ通信が発生します。以降はデータ通信は行われないですが端末のデータ保存容量を圧迫してくる可能性があります。

電子化されていない作品もある

各作品も電子化の波に押されていますがまだまだ、電子化に至っていない作品も多いです。特に小説などでしょうか。漫画や雑誌、ライトノベルなどは多くが電子化されており、今や紙媒体を凌ぐ主流となりつつあります。

漫画や雑誌を電子書籍として読みたい場合はあまり心配しなくても大丈夫です。

対応端末がないと読めない

あまりデメリットとは言えないかもしれませんが、スマートフォン、タブレット、パソコンのいずれかが閲覧には必要です。電子書籍を読む端末スペックに至っては10年以上前の端末でなければ、まず問題はないと思います。

ガラケーでは読めないので注意をしましょう。

ちなみに端末の充電が切れれば画面が消えてしまうので電子書籍は読めなくなります。

デメリットもあるがメリット恩恵の方が大きい電子書籍

最後にですが、紙媒体から電子書籍に完全移行した私の感想として、最初は本の所有感はありません、なんだかんだで紙より使い勝手が良くなってしまいました。

ネットに繋がる端末さえあれば、すぐに購入が可能。その場で読むこともできます。書籍業界の売上も紙媒体より電子書籍の方は勢いが増しています。ほとんどは漫画の売上ですが(笑)

最初は慣れないと使い勝手が悪く感じるかもしれませんが、1日…いや数時間で操作や仕組みの理解など出来てしまいます。すると不思議(笑)もう紙媒体に戻れない自分がいます。

当サイトでは電子書籍ストアの使い方や比較、おすすめストアの紹介も行っています。是非、電子書籍を読みたい、紙から移行したいと思っている方は他コンテンツも閲覧してみて下さい。

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