テセウスの船ってどんな漫画?
漫画「テセウスの船」は著者:東元俊哉先生による本格クライムサスペンスに仕上がっている作品。21人の児童や職員を毒殺した殺人犯を佐野文吾を父親に持つ田村心が過去へタイムスリップして事件の真相や真犯人を探る物語です。
物語の舞台は1989年の北海道:音臼村。
自分の父親は本当に犯人なのか…、当時に起こった不可解な事件の正体は…。佐野の息子となる田村心が音臼村で行なった出来事の真実を探求していきます。
現在はまだ2巻まで配信中。
手に汗握るような「謎」「絡み合う思惑」などが物語を彩っており本格サスペンス漫画として期待して読める作品です。
ネタバレ前に試し読みしたい方は以下から
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テセウスの船 ネタバレ
主人公である田村心は妻である田村由紀が出産と同時に命を落とし、子供のためにも過去、父親と向き合う覚悟を決めて1989年に事件が起きた音臼村を訪れます。
突如、濃霧に襲われる心。
風景の変わった町並みを探索すると1989年にタイムスリップした事に気が付きます。そして当時の若かりし父親との対面。現代へ帰る術が見当たらない心は事件の真相、歴史を塗り替えるべく1人で奮闘していきます。
父親と対面…本当に犯人なのか…
父が起こした事件によって現代で家族は離散。世間から冷たい視線で28年間を過ごしてきて田村心。1989年にタイムスリップした心は初めて自分の父親と対面します。
最初は身体が拒否反応を示しますが、佐野の家でお世話されるうちに二人はどこか打ち解けてきます。
ここで心には一つの疑念が…
父親は本当に21人を毒殺した犯人なのだろうか…。心は本当の真実を知るべく音臼村に残り、佐野文吾の監視を始め、町で起こる事件を食い止めてようとしていきます。
歴史を塗り替えることはできるのか…
佐野が21人の毒殺事件を起こす前、音臼村ではいくつかの不可解な事件が起こっていました。過去の事件を調べていた心は毒殺事件が起こる期間までの不可解な事件も全てを把握しています。
もし、事件を未然に食い止めて歴史を変えるとどうなるのだろうか…。そして自分が1989年にタイムスリップしてきた意味は…。
色々な葛藤がありながら、心は自分の持っているデータを元に音臼村で巻き起こる不可解な事件を解決しようとしていきます。
父が起こす事件とそれ以前の不可解な事件に繋がりはあるのだろうか…謎が交錯しながら物語は徐々に毒殺事件が起こる1989年6月24日に向かおうとしていきます。
教師として音臼小学校に潜り込む心
不可解な事件を防げたり、防げなかったり、警察に疑われたりする心ですが、ひょんな事から音臼小学校の教師として働くことになります。何はともあれ21人の毒殺事件が起こる小学校へ侵入することができた心。
小学校でも不可解な事件は起こりながら事件の真相へ徐々に近づいていきます。
時折、描写される犯人と思わしき人物の音声。個人的な考察として事件の犯人は大人ではなく子供ではないのか…と思える部分もあります。
真相、真実はまだ先になると思いますが続きが気になり早く読ませれくれ!と思ってしまう本格サスペンスを味わえる漫画となっています。
テセウスの船 感想・考察
1巻〜2巻まで事の運びを見ていると心の父親は犯人ではないような気がします。犯人と思わしき人物の音声では心と共に行動していた佐野ならわかることが、わかっていない部分がありました。
そして幼稚な部分がある音声。
もしかして1989年の音臼村で起きた事件は子供が犯人ではないのかと推測。しかも佐野がよく知る人物。その子供を守るため、佐野は自ら罪を被ったのではないかと…。
真相はまだわかりませんが、とにかく面白いクライムサスペンス漫画。骨太な漫画を読みたかった方は是非!
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