二人は底辺ってどんな漫画？
漫画「二人は底辺」は小西明日翔先生が描く作品。小西先生の人気作である『来世は他人がいい』に繋がっていく中学生時代の染井吉乃と鳥葦翔真の出会いが描かれていきます。
吉乃の実家はヤクザ。
そこへ同じ中学校の先輩である翔真が組員達に捕らわれる事へ。吉乃のおじいちゃんでもある蓮司を殴った破天荒な翔真。
ヤキを喰らうのかと思いきや、蓮司は翔真を自分の息子として育てる事を決意していきます。翔真と父親の背景、また吉乃の迫力ある一喝など「来世は他人がいい」ファンは必見の作品。
もちろん「来世は他人がいい」を知らなくても十分に楽しめる作品となっています！
ネタバレ前に試し読みしたい方は以下から
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二人は底辺 ネタバレ
単語テストが迫っており、英単語を必死で勉強していく吉乃。廊下を歩きながら勉強していると通りすがった先輩達が何やら危ない話を…。なんとなく横目で不良グループを見る吉乃。特に気にかける事なく再び英単語の勉強に勤しんでいきます。
その夜、喉が渇いた為、起きてしまった吉乃。1階に降りると組員達の叫び声が聞こえてきます。
騒がしい部屋を覗くと見覚えのある男性が一人、組員達に捕らえられていました。獲物を睨むような男の目にゾッとする吉乃。同時にやはり、どこかで見覚えのある顔だと記憶を辿っていきます。
結局、誰かわからないまま、翌朝へ。
朝食を食べていると組長であり、吉乃のおじいちゃんでもある蓮司が登場。しかし、目の上に大きな傷跡がありました。
よく聞くと昨日の夜、ある男にビール瓶で殴られたとの事。その男が今、家にいるから紹介すると蓮司は吉乃の前に組長を殴った男を連れて来させます。
無気力少年はヤクザの息子へ！？
紹介されたのは昨夜、組員達に捕らわれていた男。よく見ると彼の事を思い出す吉乃。そう中学の廊下ですれ違った不良グループの一人である事に気づきます。
彼の名は鳥葦翔真（とりあししょうま）。吉乃と同じ中学校で年齢は15歳だと紹介されていきます。さらに蓮司は翔真を自分の息子として育てる決意を吉乃に明かしていく事へ。
翔真の返事を求めると彼は『…どうでもいい』と一言。
吉乃は学校で翔真の事を考えていると彼の噂を耳にする事へ。同時に自分に対する陰口も聞いていく吉乃。
そんな事がありつつ、自宅に戻るとフラフラしながら染井家を出ていこうとする翔真の姿を捉えていきます。
怪我もしている翔真に夕飯だけでも食べていけば良いと伝える吉乃でしたが、厚意は虚しく『ウザい』の一言でかき消されていきます。
クズ親父と対面して殺意を宿す不良少年
翔真にウザい呼ばわりされた吉乃は組員である布袋に出来事を語っていきます。布袋から翔真の家庭環境や背景を聞かされていく吉乃。
また布袋なりの解釈も聞かされて感化されていく吉乃。
『この業界は底辺の奴が最後に行き着く場所。底辺が底辺を受け入れんくてどうすんねん』
ハッとさせられる吉乃。
そして翔真が心配になった吉乃は住所を調べて夕飯の残りを持っていく事へ。
一方、翔真は自宅に帰る途中、父親と対面。
翔真の父親は染井組の世話になるなら、組長にかけあって金を工面して欲しいなどと翔真に伝えていきます。
性根が腐っている父親に心底の怒りを感じた翔真。隠して持っていたナイフを突き出して殺意を漲らせていきます。
『俺もお前も地獄行きじゃ』
一触即発の中、二人の仲裁に入っていく吉乃。翔真の行動を止めていきます。クズは相手にするとな怒りを抑制させようとする吉乃。
そんな吉乃にも怒りをぶち撒けていく翔真。
『わかった、わたしが今やったる』
翔真の代わりに父親を刺すと言い切る吉乃。自分はまだ13歳だから刑事責任に問われない。ましてやカス人間を殺したところで良心も痛まないと言い切る吉乃。
同時に翔真へ今からお前は染井蓮司の息子になれと指示を出していく吉乃。彼女の迫力に押されて堪らず「は…い」と返事をする翔真。
あまりの迫力に圧倒された翔真の父親は逃げる事へ。吉乃に圧倒された翔真もここで父親の事を綺麗さっぱり忘れる事へ。
そして1ヶ月後。
蓮司の息子として染井家で生活していく翔真。彼の方が年上ですが、吉乃にリードされつつ、学校へ登校していく翔真。
漫画「二人は底辺」はこれにて幕引きとなります。
二人は底辺 感想
来世は他人がいいの吉乃ファンや翔真ファンに堪らない過去編ストーリーといった具合に仕上がっている作品。これから読んで本編で二人がどんな関係になっているのか知りたい人も導入編としては最適ではないでしょうか。
ちなみに翔真は「来世が他人がいい」第2巻が登場してきます。クールながら吉乃に恩を感じていたり、尊敬を抱いていたり、そして恋心も抱いているような雰囲気があります。
ただ、本編の男主人公は翔真ではないので…今後、複雑な3関係がどう展開していくのか気になるところ。興味が出た人は是非、読んでみてください☆彡
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