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君が僕らを悪魔と呼んだ頃ってどんな漫画?

君が僕らを悪魔と呼んだ頃

漫画「君が僕らを悪魔と呼んだ頃」はさの隆先生が描く一人の少年の失われた記憶と罪の償いを巡るサスペンス漫画。

主人公は半年間の失踪を経て、記憶を失ってしまった少年、斉藤悠介(さいとうゆうすけ)

高校生である悠介は一見すれば平凡な学生。しかし、中学時代の彼を知る者は口を揃えて彼のことを「悪魔」と呼ぶのだ。

徐々に過去の記憶の断片が蘇っていく悠介。自分の記憶…友人から聞かされる過去の自分。とんでもない罪を犯してきた少年の半年間に何が起こっていたのか…!?

全てを思いだした時、犯してきた罪にどう向かい合い、償っていくのか…!?

悪党、不良なんて言葉では片付けられない程、歪んだ主人公の失われた記憶を取り戻していく物語になっています。

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漫画「君が僕らを悪魔と呼んだ頃」ネタバレ

執筆時点では1巻〜4巻までが配信中。この間の見所となるポイントに絞って内容をご紹介していきます。

失踪⇒記憶喪失⇒過去からの復讐…

主人公である斉藤悠介は高校入学と同時に半年間の失踪…発見された時には全ての記憶を失っていた。

そんな彼は一般的な高校生活を送り、アルバイトにも精を出していた。

しかし、バイト仲間のシュウから突如、暴行。彼は中学時代の斉藤悠介を知る人物であった。シュウいわく中学時代の悠介はカツアゲ、傷害、強姦、あげくに殺人まで犯していると語りだします。

そしてシュウは中学時代に悠介の人間玩具であったと語る。過去を思い出せない悠介…続いて中学時代の友人と語る会澤といった少年も悠介の前に現れる。

会澤は過去に悠介と一緒になって悪事を働いた親友。そんな彼が悠介の前に現れたのは悪事の証拠となる物(ぶつ)を手に入れたかった。その物を知っているのは悠介のみ。

会澤の目的は悠介の記憶を取り戻して悪事の証拠を手に入れて消去すること。

悠介は自分の記憶を…会澤は証拠を…。状況は違えど二人は再び協力して目的に向かって行動を起こしていきます。

過去の記憶の片鱗が呼び起こす殺人事件…

会澤と一緒に行動することで過去の自分が何を仕出かしてきたのか、多少は把握できるようになった悠介。しかし、記憶を取り戻すことはなく…

まったく記憶を取り戻さない悠介に会澤も少し荒療治で記憶を蘇らそうとします。

荒療治もあり最もショッキングな記憶の片鱗を思い出す悠介。

それは中学校時代の廃校舎にて同級生である一ノ瀬明里といった女性を殺していた事…。ただ、これは読み進めていくミスリードである事が判明していきます☆彡

掘り起こされた遺体は一体何者…!?

悠介は一ノ瀬明里と何があったのか思い出そうと奔走していきます。そして廃校舎裏の花壇に死体を埋めた記憶を取り戻す悠介。

会澤と共に花壇を掘り起こすと記憶通りに遺体が埋められていました。

しかし、埋められていた遺体は誰がどうみても男の服装、体格だったのです。一ノ瀬明里はどこへ…といった謎の深まる展開と同時に会澤は探していた悪事の証拠品となる物を死体の側で見つけます。

この事から死体の人間を殺し、埋めたのは悠介で間違いないと断定。さらに会澤も物が見つかったので悠介を守る義務はないと契約解除を突きつけていきます。

ちなみに悠介が過去の悪事を全てぶち撒けると会澤を脅して悠介の警護は契約延長となっていきます。

失踪時の記憶を辿っていく悪魔の少年

その後、記憶を取り戻すため為、会澤と共に行動しますが全てを思い出すことができない悠介。ただ失われた半年間は一ノ瀬明里と共に行動していた事は判明していきます。

少ない記憶の断片を頼りに失踪した半年間を過ごした町へ辿り着き、一ノ瀬と過ごした部屋を見つけた悠介。

その部屋に入った瞬間、倒れてしまう悠介。目が覚めた時には全ての記憶を取り戻していました。さらに一ノ瀬からの手紙もあり一ノ瀬明里が生きていることも判明していきます。

3巻〜4巻にかけて一ノ瀬との失われた半年間の記憶の回想となり、何が起こっていたのか判明していきます。

もう一人の悪魔…そして再会…

悠介が廃校舎裏の花壇に埋めた死体。それは一ノ瀬と共に行動していた時期の事件でした。

悠介達が訪れた町は一ノ瀬の故郷。
二人はここで過去、何事もなかったかのように生活をしていましたが突如、波乱が巻き起こります。

二人の前に一ノ瀬の両親を殺した男が登場。悠介は一瞬でその男が自分と同じ悪魔を宿した人間であると察知します。男の名は小向(こむかい)

小向から逃げることは出来ないと踏んだ悠介は逃げるフリをして廃校舎へ誘導。そこで小向を殺して花壇へ埋めていたのです。

全てを思いだした悠介は一緒に来ていた環を置き去りにして、手紙に記載してあった携帯番号へ連絡。一ノ瀬明里との接触を試みます。

過去の記憶に押しつぶされそうになりながら街を歩いていると一ノ瀬明里と再会を果たしていきます。

漫画「君が僕らを悪魔と呼んだ頃」感想

君が僕らを悪魔と呼んだ頃

超ダークな背景を持つ少年が主人公の漫画「君が僕らを悪魔と呼んだ頃」…全てを思い出し、一ノ瀬明里と再会した悠介の次の行動が気になります。

同時に中学時代の悠介は誰もが嫌悪感を覚えるような真の胸糞野郎。かなり痛々しい描写も含まれるので耐性のない方は読む前に注意しておいてください。

悠介は胸糞野郎なんですが読み出すとドンドンと引き込まれていく作品。

もうだいぶ結末へ近づいていると思うのですが犯した罪に対して悠介がどのように償いを見せていくのか、今後の大きな見所になると思います。

悪魔が死を持って償う…なんてありきたりな結末は迎えて欲しくない作品です。面白い漫画なので興味が出た人は是非☆彡

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