「凪のお暇」はどんな漫画?
凪のお暇はコナリミサト先生が描く今時女子の日常を描くラブコメ漫画。エレガンスイブで掲載されています。主人公は漫画タイトルの通り、凪(なぎ)といった女性です。
この女性が彼氏、職場にて散々な目に合わされて、全てを捨ててお暇タイムを始めることから物語はスタート。凪といった女性はその場の空気を感じ取り、流れに身を任せてしまうような女子。
最初は本当に頼りない感じだけど、お暇タイムを始めてからの凪は人生を楽しむことに価値を見出したりして徐々に強く成長していきます。
弱い自分から強い自分へ…そんな人生も恋も頑張ろうとする凪は応援と癒やしの存在。凪からは勇気や希望をもらえる漫画でもあります。
女性向けマンガですが話の内容、絵のタッチなど男性も楽しめる内容になっています。
ネタバレ前に試し読みしたい方は以下から
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凪のお暇 ネタバレ感想
凪のお暇は現在1巻までしか発売されていません。ネット広告でも頻繁に見る機会も多いと思うので気になっていた方は今から読めば全然追いつける内容になっていますよ☆彡
ではでは、ポイントを掻い摘んでネタバレ感想していきます。
大島凪…28歳にして悟る空気の存在
まぁ、とにかく周りの目を気にして嫌われないように振る舞う主人公:大島凪。同僚や彼氏から言われたことは心と裏腹にイエスばかり答えてしまいます。空気を乱さないために…。
そんな凪が人生で細やかな糧にしているのが「節約」と「彼氏」でした。
凪は電気代、水道代、公共料金が下がっていることに嬉しみを感じる日々(笑)さらに職場の同僚には内緒ですが職場で営業成績トップである慎二と恋人関係。凪の人生にとって慎二はたった一枚の切り札となるカードでもありました。
しかし、そんな凪が職場にて彼氏、同僚から都合の良い女扱いされていることを知ってしまいます。特に彼氏である慎二が休憩室にて同僚と凪についての話を盗み聞きしていると衝撃の事実が…。
凪は突然、過呼吸になってしまいます。そこで悟るんですよ。今まで空気のような女子だった凪が…。空気は読むものでなく吸って吐くことなんだと(笑)
28歳、凪のお暇タイムが開始
ショックを受けた凪は会社を辞めて、慎二からも逃げるように引っ越しをします。今までストレートパーマをかけていた凪ですが止めて、ありのままの天パ状態。肩の力を抜いた凪のお暇タイムがここからスタートしていきます。
1人となり、しがらみもない凪は有意義に時間を使います。図書館にいって自己啓発系の本を読んだり、そこで得た知識で人生のウィッシュリストを作ろうとするのですが、節約と彼氏が生きがいだった凪は好きなもの、やりたいことがまったく出てきません。
自分が何も持っていないことを感じた凪は孤独感に襲われます。しかし、そんな凪に希望を与えてくれたの同じアパートの住人であるお婆さん。このお婆さん、実はゴミ漁り、物色などしていたのですが部屋に上がると凪は驚愕。
実は人生を工夫して豊かな生活をしていることを知ります。拾ってきた物、貰い物を上手に工夫して自分の趣味に没頭できる環境にしていたのです。
そんなお婆さんの暮らしぶりを知った凪は心機一転。ゴミ場に捨ててあった扇風機を拾って綺麗にして自分の部屋で使うことを決意。徐々に空気に流されていた凪から自分をもつ凪へと少し成長していきます。
慎二の突撃訪問や隣人への恋心!?
変わり始めようとしていた凪の前に慎二がいきなり現れてきます。会って早々と慎二は凪に対して「ブスになったなぁ」の一言。酷すぎます(笑)
成長しかかっていた凪の心はいともたやすく折れかけてしまいます。土足で人の心を荒らしていく慎二。心を蹂躙された凪でしたが腐らずに再起をかけ職安に足を運びます。
職安での顛末はマルチ商法に引っかかりそうになりますが、きっぱりと断り、似た者同士の友達もできる凪。なんだかんだ一歩ずつ前進しています。
そして、隣人のパーティーピープル系のゴンさんと急接近する凪。まったく人種の違う存在に凪は恋心を少し抱きながらも回してはいけない恋の歯車だと感じてしまいます。
それで、最後の描写に意外性があるんですよ☆彡
キャバクラに来ていた慎二ですが酔いに任せてキャバ嬢に本音をぶっちゃけるシーンがあります。凪の心を踏み荒らす慎二でしたが、実は凪のことが本気で好きらしい…。そんな描写を終えて1巻は幕を引きます。
応援したい…癒やしもくれる凪の人柄が魅力の漫画「凪のお暇」
凪ってどこにでも居そうな没個性な女子です。でも、そんな彼女が変わろうと必死で努力して逞しくなっていく姿は女性なら誰しも応援したくなってしまうはず。
後、凪の適度な緩さが読者に癒やしを与えてくれます。絵のタッチもあるかもしれませんが、読んでいて疲れない漫画ですね。
今後は凪、慎二、隣人のゴンといった三角関係に発展していくのか…凪のお暇タイムの終着点はどうなるのか…なんて部分が見所になってくるかと思います。
個人的にですが日々の生活に疲れている…人生に疲れた…なんて女性に読んでもらいたい漫画の一つ。何か凪に感じる部分があるはずです。是非!