サイソウフレンズってどんな漫画
漫画「サイソウフレンズ」は江唯みじ子先生が描く過去と未来を行き来するタイムリープサスペンス漫画。主人公は武藤薊(たけふじあざみ)といった女性。
薊は我の強い女性で無神経に人を傷つけてしまうタイプの人間。そんな彼女は社会人となって同級会に出席すると、高校時代の自分の本当の扱いを知る事になっていく。
慕われ女王だと自画自賛していた薊であったが周囲は薊のことを心底嫌っており、憎んでいた。そんな中で巻き起こる薊の人生を揺るがす数々の出来事。過去に戻りたい…。そう思った瞬間、彼女は高校時代へとタイムリープしていく事になります。
ただ、タイムリープするだけでなく、薊は別の人間の宿って高校時代の自分自身と対峙していく事になるのが大きな魅力の作品。
薊は自身を悔いて、恥じて未来を変えることができるのか…。先行き不明な極上サスペンスが繰り広げられていきます!
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サイソウフレンズ 1話〜3話ネタバレ
1話ネタバレ
部下へのパワハラが原因で会社に居づらくなった薊は依願退職。エリート街道まっしぐらであった彼女にとってはショッキングな出来事であった。自宅に帰ってやけ酒を頬張っていると同級会の案内が来ていたことを思い出していく。
回答期限は過ぎていたが、仕事も辞めて暇な薊は気分転換も兼ねて同級会への参加を決意していく。
8年振りの再会となる高校時代の友人達。回答なしに参加してきた薊を快く歓迎して同級会は盛り上がりを見せていく。途中、高校時代の親友男子である自由太とも再会を果たしてテンションの上がっていく薊。
同級会に参加して意義があったと自身を満たしていく薊。そして話題は高校時代へ。
周りからチヤホヤされて女王様気分であった薊。友人のノリコが卒アルを取り出してきて、ふと自殺した少女「黒井雪」のことを覚えているか話題にしていく。
同級生達は黒井の自殺は自分達が「やり過ぎた」と反省の言葉を述べていく。そんな中で薊だけは「私はなにもしていない」と主張。一瞬だが空気が変わっていく。
周りの酒も進んでくると友人・ノリコがヒステリックな状態へ。何でも彼女は婚約者に逃げられて傷心状態であった。弱音を吐いていくノリコ。
そんな彼女を見た薊は無神経にノリコの神経を逆なでする言葉を吐いていく。薊の言葉に怒り心頭のノリコ。ジョッキ片手に薊に近づいて酒を浴びせていくことへ。
『最低はお前だよ…』
同級生達の空気が一変していく。
お前は勘違いをしている。サバサバ女子だと思っているが無神経に人を傷つけるただの嫌味女であると…。
今まで薊に溜まっていた鬱憤を明かしていく同級生達。自分では「慕われ女王」だと思っていた薊であったが、同級生達からの本当の評価は…「世紀の嫌われ者」であった。
『あんたはここにいる全員から嫌われているんだよ!』
思いもよらない言葉にショックを受けて硬直していく薊…。
2話ネタバレ
同級生達からの本当の扱いを知ることになった薊。ショックから居酒屋を離れて帰路についていく。すると体調が悪くなって席を外していた自由太が追いかけてきてくれる。
彼だけは自分を心配してくれている。そう思った薊は自由太に泣きつき、弱音を吐いていく。
黙って薊の話を聞いていく自由太。黒井の話題になると口を開いていく。
『黒井が死んだのはお前のせいだろ』
親友だと思っていた男性から非情な言葉を浴びせられていく薊。黒井を追い詰めていったのは他でもないお前自身だとはっきり伝えていく自由太。
薊を追いかけてきた本当の理由を明かしていく。
『オレもあんたのことが死ぬほど大嫌いだった』
この言葉を伝えたくて自由太は薊を追いかけてきていた。笑顔で薊に対して皮肉を伝えていく自由太。訳も分からず咄嗟にカバンで自由太を殴ってしまう薊。
場所は奇しくも歩道橋であった為、殴られた衝撃で足元を崩して階段から転げ落ちてしまう自由太。頭部を強打して頭から血を流して動かなくなってしまう。
我に返って自分がしたことの重大さを認識していく薊。恐怖と共に自分の人生が大きく変わった時のことを思い出していく。それは高校時代、黒井雪に言われたある一言であった…。
なんでもするから元に戻して…。
悲痛な叫びをあげていく薊。同時に彼女へ落雷。意識が戻ると薊は高校時代へとタイムリープしていた。
意識の戻った薊は鏡に写る自身の姿を見て驚愕していく。自分自身の体ではなく「黒井雪」の体に意識が入り込んでいたのだ。
そして高校時代の自分自身と対面を果たしていく。
あの時の私は「黒井雪」を心底嫌いであった…。そして彼女に酷いことを何度もしてきた。思い出していく高校時代の自分自身。
黒井雪がこの先、何をされるのかわかっている薊。必死で逃げて校舎裏に隠れて状況整理。混乱している頭を落ち着かせていく。
すると人の気配…。
顔を出すとそこには自由太がいた…。
3話ネタバレ
自由太と対面を果たす黒井雪に転生した薊。高校時代の自由太は薊の側近であり、仲間。居場所を教えられてしまう…そう感じたが、自由太は隠れていたことを教えず、薊を黒井雪から遠ざけていくことへ。
自由太の行動の真意を考えると同時に自身が黒井雪にした残虐な出来事を思い返していく。そして身震い。
見つかったら何をされるのかわからない…高校時代の自分自身に恐怖を感じていく。取り敢えず移動しようと考えると運悪く薊に見つかってしまう事態。
腕を掴まれて薊は仲間を呼び出していく。
高校時代の薊が何故、黒井雪に執着するのか自分自身のことなのでわかっていた。そして目の前にいる薊自身に矛先が黒井に向けられる理由を言葉にしていく。
『友人の前で名前を間違えられて恥をかいたからでしょ…』
薊が黒井雪を自殺まで追い詰めた理由は本当に些細なことであった。当時の自分自身を見て後悔の念が芽生えていく。
薊の腕を掴む力が弱まったことを感じた瞬間、腕を振りほどいて逃げることへ。
下校時間まで隠れることを決意していく。そして下校時間。目の前には薊とノリコと友人がもう1人。その一部始終を黒井雪として隠れて見ていく。
薊は忘れ物をした為、荷物をノリコに預けてロッカーへ。なんて事ない日常であるが、ここからショッキングな光景を目の当たりにしていく。
ノリコは薊のカバンから飲み物を取り出していく。その中に唾を吐き捨てて平然とカバンの中に戻していくのだ。戻ってきた薊は何も知らないので普通に飲み物を飲んでいく。
薊の見えない所でハイタッチしていくノリコともう1人の友人。
その光景を見た瞬間、薊は現代へと意識が戻っていく。目の前に倒れている自由太を置き去りに薊の足は同級会が続いている居酒屋へ。
誰に目もくれずノリコに突進していく薊。胸ぐらを掴み、髪を引っ張り、怒りが爆発していく薊。最後にこの薊に巻き起こる現象は始まったばかりである事が伝えられて幕引き。
サイソウフレンズの感想
主人公である薊、自身は「慕われ女王」だと思っていたが周りの評価は最低であった。実は心底、友人達から嫌われていた薊。そして取り返しのつかない事件まで起こしていく。
そんな中で彼女の身に起こる過去への帰還。
当時は知り得なかった視点で自分自身を見ていき、本当の扱いを知っていく事へ。黒井を苛めつつ、裏では自分も苛められていた薊。
過去の自分を改心させて未来を変える事は出来るのか…緊迫感と不透明な展開が読者の心を鷲掴みにしてくる作品。面白いので気になった人は是非、チェックしてみてください!
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